Tailwind Logo

NextUI を利用できるようにする

XM Cloud

公開日: 2024-03-19

すでに手元で動かしているサンプルは Tailwind.css を利用していますが、もう一歩進んで NextUI を今回は適用したいと思います。これは Next.js を提供している Vercel が提供しているユーザーインターフェイスツールとなります。

NextUI をインストールする

Next.js に対してインストールをする手順は、以下のページで紹介されています。

Sitecore の XM Cloud は Next.JS の Page Router で作成されています。今回はその手順に従って動かしていきます。まずは必要なパッケージをインストールします。

PowerShell
npm i @nextui-org/react framer-motion

続いて、Tailwind CSS の設定を変更していきます。tailwind.config.js ファイルを更新します。NextUI のインポート、content および darkMode の追加となります(コードは公式サイトを参照してください)。

最後に Provider のセットアップとなります。この記述は pages/_app.tsx に対して記述を追加することになります。

TypeScript
      <NextUIProvider>
        <I18nProvider lngDict={dictionary} locale={pageProps.locale}>
          <Component {...rest} />
        </I18nProvider>
      </NextUIProvider>

テストコンポーネントの作成

NextUI が有効になっているかどうかを確認するために、コンポーネントを作成します。今回は TestComponent を作成します。これはウィザードで実行するだけですので手順は省略します(参考:Headless SXA - コンポーネントウィザードを利用する)。

またサンプルのコードは以下のコマンドを実行して作成します。

PowerShell
jss scaffold TextComponent

作成されたコードは以下の通りです。

TypeScript
import React from 'react';
import { ComponentParams, ComponentRendering } from '@sitecore-jss/sitecore-jss-nextjs';

interface TestComponentProps {
  rendering: ComponentRendering & { params: ComponentParams };
  params: ComponentParams;
}

export const Default = (props: TestComponentProps): JSX.Element => {
  const id = props.params.RenderingIdentifier;

  return (
    <div className={`component ${props.params.styles}`} id={id ? id : undefined}>
      <div className="component-content">
        <p>TestComponent Component</p>
      </div>
    </div>
  );
};

上記のコードの TestComponent Component の P タグ部分を以下のコードに変更し、また Button の import も変更してください。

TypeScript
        <Button color="primary">Click me</Button>

このボタンを配置すると、下記のように NextUI のボタンを配置することができたのを確認できました。

xmcnextui01.png

まとめ

私のようにデザインのセンスがない人にとっては NextUI が提供しているインターフェイスを利用するのは、見た目が少しはいいものを提供できるのは助かります。ということで、Tailwind と NextUI の仕組みを利用する形で、ここからは作成していきたいと思います。

関連タグ